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香港式おせち料理は“ボンサイ”?
2012.01.30
その他

香港式おせち料理は“ボンサイ”?

香港は旧正月になってまるで日本のように寒〜くなりました。16年来の寒さを記録し、明け方は7度という香港ではびっくりするような寒さです!

すっかりお正月らしくなった香港ですが、お正月と言えばやはり“おせち料理”は欠かせません。小さいながらも、毎年日本式おせち料理を作ってはいたのですが、今年はちょっとお休み。大根餅もあるしいいかな〜と思っていたところ、義母が“盆菜(プンチョイ/ボンサイではありません!)”を買ってきました。

“盆菜”は香港・新界に伝わる伝統料理で、大きな桶や鍋にいろいろな材料を一緒に入れて、お祝い事や節句にみんなで食べる料理です。その歴史は、数百年!盆菜の言われはいくつかあるそうですが、有力説は宋の時代の武将が香港新界一帯に逃れてきた時、村人達が彼らを歓待しいろいろな料理を提供しようとしたが、人数分のお椀や皿がなかったため、全てを木桶に入れて出したというもの。それから、なにかお祭りごとがあると“盆菜”をみんなで囲むという習わしが特に新界地区できたそうです。

中身の材料に特別なきまりはないそうですが、大根や棒湯葉、シイタケや鶏肉、エビや魚など。変わったところでは、豚の皮が入っています。それぞれに煮込んだり味をつけたりしたあと、順番に大きな桶や鍋に入れていくのですが、味がしみ込むと良いもの、大根やシイタケ、豚の皮、湯葉などが下の部分になり、高価なエビや魚などは上に飾られるのが常です。最近ではアワビや干しナマコなども入るようになって昔の“盆菜”とはかなり違ってきているそうです。


ここ数年、レトロブームからなのか、大手レストラン企業もこれらを手がけ、クリスマスや年末年始のパーティー料理として注文を受けています。今回、義母が買ってきたのは、精進料理の“ベジ盆菜”。アワビやエビ、干しナマコもどきが入っています。スープ無しの鍋といった感じの盆菜は、とにかく材料がたくさんで、結構満腹。一日で食べきれない場合は、翌日の夕食にと、やはりおせち料理といったところ。。。

現在でも新界の村では“盆菜”を食べる行事を催していますので旧正月前後には、こんな伝統文化を体験見学するのもお勧め。小さめの盆菜から予約を受け付けているレストランもありますので、ちょっと香港式にお祝いの席を盛り上げてみるのもまた一興です!