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香港|粋|その他の香港島|甲斐美也子のCool & Sleek Hong Kong~香港を粋に楽しむ|KAPOK(カポック)
2016.02.25
その他の香港島

KAPOK(カポック)

香港を代表するモダンなセレクトショップで、
物語に溢れる「未来のクラシック」を見つけよう
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緑豊かで静かな裏通りにあるサン・ストリート店は、まさにカポックのDNAを体現する店。コーヒーなどのドリンクも買えるので、外のテーブルで一息つくのも癒やされる時間に。

仕事柄、日本から訪れるメディア関係者やクリエーターなど、目の肥えた方たちの案内役になる機会が多い私。そんな時、気がつくと立ち寄っているのが、このカポック。

そして、さりげないけれども、心に刺さるお気に入りが見つかって、次の日には彼らが嬉しそうにカポックでの戦利品を身につけていたりするのも日常茶飯事。実は私も、身の回りはカポックの商品だらけなのです。

香港人のスタイリストやモデル、ファッションエディターなどの好きな店として名前が必ず挙がるのもカポック。今年、創業10年目を迎えて、まさに香港のセレクトショップの代表格になっています。

その仕掛け人、アルノー・カステルさんは在香港20年のフランス人。日本との関わりも深く、15年前にカルト的人気を誇るオーストリア発のインスタントカメラ、ロモグラフィーのアジア社長として、日本にもロモグラフィーを広めたほか、10年前にカポックを創業すると同時に、モレスキンなどのブランドの、日本を含めたアジアでの流通を担当していたり、ユナイテッド・アローズなどを得意先にしたりしている、まさにアジアを股にかけた、筋金入りの目利きなのです。

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さりげないスタイルと優しい笑顔がカポックそのままのアルノーさん。店のスタッフは押しつけがましくないけど親切、店内はきれいだけと整然としすぎないのを目指しているとか。

「20年前には、香港で買い物というと、ショッピングモールと大手ブランドしかなくて、僕にはすごくつまらなかったんだ。だからフランスや北欧、日本などの小さな通りにある小さな店で、いつも面白いアイテムを発掘していた。香港にも自分と同じように感じる人がいてニッチな需要があるはず、と10年前に天后の小さなスペースにお店を開いたのが始まりだった」

抜群のセンスでたちまちメディアの話題となり、2年後には当時、まだ街の外れでしかなかったスター・ストリートエリアに移転。これがその後のエリア自体の発展のきっかけにもなったのです。

DSC08464.jpgフランスと日本、音楽とファッションが融合し、高品質でもフォーマル過ぎないメゾン・キツネのコンセプトにはカポックと通じるものがある。当たり前なのに個性的なボーダーシャツ1350香港ドル。

今や香港に6店舗を構えるカポックですが、チェーン店ではなく、それぞれ異なるコンセプトを持たせた品揃えを意識しているというアルノーさん。週に何度も来る常連が多いので、毎週何かしら新しいブランドや商品を入れるようにしていて、とにかく大忙しだとか。

「僕も含めて香港では誰もが忙しい。だからあえて、少し中心から離れた立地に店を構えて、そこにわざわざ来てくれる人のために商品を置いている。僕の好きなものは一貫していてね、モダンだけどハイテクではない。小さなブランドだけど背景に物語がある。高品質の素材を使っていて、シンプルで、歳月を経ても古びない。これを僕は『フューチャー・クラシック』と呼んでいるんだ」とアルノーさん。

自然とフランス、北欧、日本のアイテムが多くなるのは、そんなテイストのため。

「すごくいいものを作っている小さなブランドの香港やアジアへの進出を助けるのも僕の役割の一つ」というアルノーさん。

日本でも人気のメゾン・キツネとは親交が深く、お互いの創生期である2007年からカポックで取り扱い、コラボを続けている一番人気ブランドなのだそう。去年からアルノーさんが、香港でのメゾン・キツネの店舗展開を担当しています。

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フランスの寒村で少量作られる溶岩のポプリ790香港ドルとキャンドル690香港ドル。

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1950年代にフランス大統領の公用車の時計にも使われていたブランドUltraが最近復刻。ヴィンテージスタイルが素敵。4800香港ドル。

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アルノーさん着用セーターと同じFlouzenのカシミアアイマスク790香港ドル。今年はこのブルーが気になるそう。

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コスメ、キャンドル、時計、ジュエリー、革小物、ノート、アート雑誌、バッグ、アパレル、靴、中国茶、食器、サングラス・・・・・・。あらゆるものが見つかるサン・ストリート店。

中でもサン・ストリートのショップは「ライフスタイル中心で、僕にとっての研究所(笑)」。冬には雪で入れなくなるフランスの小さな村で作られる溶岩のポプリや、かつてはエルメスの製品を扱っていた小さな革工場の財布など、豊かな物語が一つ一つのアイテムに溢れていて、「品物を手に取る度に、旅に出ているような発見を楽しんで欲しい」とアルノーさん。

そしてカポックは、世界中の厳選ブランドと、味のあるコラボを展開することでも知られています。世界中からコラボ希望が殺到しているという評判です。

「実は創業10年を記念して、靴、ジュエリー、パフュームなどいろいろな分野にまたがって、長年付き合いのある10のブランドと記念コラボアイテムを作っているところなんだ!4月ぐらいに発表するから楽しみにしていてね」

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10周年記念コラボアイテムの一つになるデンマークのミスモのバッグ。廃盤になっていたアルノーさんお気に入りバッグを復刻してもらった。2680香港ドル。

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スヌーピー×ラコステのポロシャツはレディース、メンズ両方あり。アルノーさんはスヌーピーファン。1590香港ドル。

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2016年春夏の新作は爽やかな色合い。Ark Airの白いカモフラージュジャケット2950香港ドル、白と青のバッグ990香港ドル。

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湾仔での一号店であるセント・フランシス・ヤードのカポックは、サン・ストリートからも歩いてすぐ。置いてある商品が違うので、両方どうぞ。

サン・ストリート店の後には、ぜひすぐ近くにあるセント・フランシス・ヤードのカポックものぞいてください。

「この店はファッションをメインにしているので、ジュエリーや靴、バッグなどが多く置かれています」

とくに、さりげないけれども目を引くエスパドリーユやフラットシューズが充実しています。

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Ori & Occiのレースエスパドリーユ850香港ドル、Soloviere Pantomanの紺と赤レザーシューズ2450香港ドル。

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楽しい絵文字風のブレスレットは気分に合わせて。la mome bijou smiley bracelet 650~750香港ドル。

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香港のMischaも長年のパートナー。日本にインスパイアされた2016年春夏モデルの「Aoyama」1290香港ドル。

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シャンパンのボトルやロブスターの爪、パイナップルなど、目が釘付けになる、左右で柄の違うSoludosのエスパドリーユ!590香港ドル~。

他には、香港デザイナーが中心のPMQのショップ、北欧デザインが中心の尖沙咀の誠品書店のショップなどがあり、それぞれ異なる楽しみ方ができます。

「今考えているのは、コラボではないカポックの自社ブランド製品を作ること。フランスや北欧の製品は、気候や着る人の体型がアジアとは違う。だからそのテイストを生かしつつ、軽くて通気性のある素材を使うなどして、トロピカルな気候にも対応できて、アジアの人に似合う製品を作ってみたいんだ」

20年の香港生活で「アイデアがあったら、即トライ!」というフレキシブルな香港スタイルに染まってるね、と笑うアルノーさん。実用的な街・香港で、実用的だけど美しいものを作ってみたいと目を輝かせていました。

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