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【食】

香港|粋|中環|甲斐美也子のCool & Sleek Hong Kong~香港を粋に楽しむ|口利福(ホウ・リー・フック)
2015.01.08
中環

口利福(ホウ・リー・フック)

クールで楽しく、そして抜群に美味しい、
「グローバル・チャイニーズ」の進化系
みなさん、こんにちは! 香港に住んで8年目のジャーナリスト、甲斐美也子です。

普段は主に日本で出版されている女性誌や男性誌に、香港の最新事情を執筆させていただいたり、香港スタイルでも、昨年からレストランやショップなどの記事を書かせていただいたりしています。

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ある女性誌の香港特集でリッツカールトン香港に朝6時集合した朝食撮影の時に。最高の撮影日和でした。

香港で日々取材だ撮影だと走り回っているうちに、気付いたら、「美也子、こんなお店が出来たけど、もう行った?」「こんな面白いイベントをするからぜひ来てね」「今度、彼女とデートであっと驚かせたいんだけど、いいお店教えて」などと、日々香港の最先端で活躍する人たちとの情報交換や交流も増えてきました!

知れば知るほど大好きになる香港。世界中の最新と最上質が常に勢いよく入り込んできていて、日本とはまたひと味違う感覚を持った人たちが生み出す、エキゾチックなクールさと、都会の洗練を兼ね備えたスポットが紹介しきれないほどあるんです。

この連載では、皆さんが香港にいらした時に、素敵なひとときを過ごして、楽しい思い出の一部にしていただけるようなスポットを選りすぐって、食はもちろん、ファッション、ビューティなどさまざまなジャンルにわたって毎月2回ご紹介していきます。どうぞお楽しみに!


さて、記念すべき第一回は、個性派の最新チャイニーズレストラン。昔懐かしい屋台の甜品屋から、味のあるセレクトショップ、話題の各国料理レストラン、最 先端のバーなど、個性豊かなお店が集まるSOHOエリアで、威勢の良いシェフたちが元気に働くオープンキッチンと、麻雀牌や金ピカの招き猫たちがひときわ 目を引く「口利福」です。

たとえばフレンチなら、本国から離れたアメリカやアジアで、各地の食材や調理法、文化を取り入れたグローバル・フレンチが台頭しているように、ダイナミックな動きが、香港で食べるチャイニーズにも確かに起きています。

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生き生きと調理する、シェフたちの姿がSOHOを活気づける。

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口利福に近い、中環の食料市場に立つジュエット・ウーさん。

オーナーシェフのジュエット・ウーさんは、台湾で生まれ、カナダで育ち、オーストラリアで世界的に有名なジャパニーズ・フレンチのTetsuyaで修業し、その後スタイリッシュな"Ms. G's"や"Mr. Wong"などを成功させたセレブシェフ。まさに彼は、グローバル・チャイニーズを引っさげて、世界一のチャイニーズの本場、香港に乗り込んできた挑戦者でした。

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G.O.Dとのコラボにより作られた口利福のロゴ入りの箸など、細かいところまでオリジナリティに満ちている。

そんな気合いを感じさせつつも、気軽に楽しい食事やお酒を楽しめる肩の力を抜いた雰囲気作りは、香港のローカルカフェである茶餐廳や、ニューヨークのチャイナタウンのバーなどのテイストを取り入れているとか。

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チャイナタウン風のメニューは英語のみというのも香港では珍しい。

インテリアデザインでは、レトロな香港カルチャーを、モダンにスタイリッシュに仕上げるのを得意とするG.O.Dと手を組み、まもなく再開発で消えゆく中環の青空食材市場グラハム・ストリート周辺を描いたローカルアーチストによるコミック風アートや、落書きアートとして名高い「九龍皇帝」の書をくりぬいた壁などを配して、地元香港への最大限のリスペクトを示しています。

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香港で大人気の招き猫がなぜか金ピカになって勢揃い。エキゾチックでキッチュなアジアの雰囲気にワクワクしてくる。

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口利福のインテリアの主役は、香港人アーティストによるグラフィックアート。庶民的な中環の風景が情緒豊かに描かれている。

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九龍皇帝の書を掘り抜いた壁が階段とダイニングを区切っている。

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ジュエットさん自慢の餃子は88香港ドル。

そんな魅力溢れる口利福の料理の特徴は「ごく当たり前の食材を使って作っているのに、あっと驚くような工夫を感じる美味しさ」とジュエットさん。中でも、シェフの思いが込められた一品が、「Mom's "mostly cabbage, a little bit of port" dumplings, sacha soy dressing」。

文字通り、お料理上手なジュエットさんのお母さんが、子どもの頃から作ってくれた台湾風蒸し餃子。普通よりもザクザクっと大きめに切ったキャ ベツがさっくりした食感を生み、程よく脂がのって歯応えがある豚のあご肉を包丁で細かくすることで、家庭料理が、どこにでもありそうでない、特別な一品に変身します。
そして仕上げには、台湾料理によく使われるピリッと辛い沙茶醤で作ったソースを加えて、ますます風味豊かに。ジュエットさんにとってはまさにお袋の味であり、料理の原点であるこの餃子は、食べる人にひと味違う食体験をもたらしてくれます。

それでは、ジュエットさんの自由奔放な創作料理で食の冒険に出かけましょう。

ジュエットさんの料理は、意外な組み合わせの食材や調理法が駆使されていても、彼のセンスでまとめた不思議なハーモニーで混ざり合っていて、奇をてらった感がまったくありません。

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紹興酒にマリネして22時間真空調理した後、しっかり焼き色をつけてカリカリ感を加えるなど、丁寧に作られた味わいと楽しい味のコンビネーションで人気の一品。438香港ドル。

たとえば絶妙な柔らかさに焼き上げられた和牛の牛バラローストに添えられた金色のピューレは、なんとチリのハラペーニョ! それにワケギのキムチと和風のソースを加えていますが、調理法はフレンチだとか。このフュージョン加減は、まさしくジュエットさんの真骨頂。

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伝統的なスタイルで作られた醤油鶏は、プレゼンテーションもクラシックに。Soy Chicken (half) 168香港ドル。

そしてジュエットさんにとっては嬉しい驚きだったのが、焼きガチョウや焼き豚などのチャイニーズ基本のローストメニューが、伝統料理にうるさい香港の食通 の間で高い評価を受けたこと。揚げてから醤油にマリネした「Soy Chicken」も、さまざまなハーブをブレンドした醤油の芳香とジューシーなチキンの味わいが絶品です。

一風変わった野菜料理の「Fried Cauliflower, Brussels Sprouts, Maple Bacon Chilli Jam」(88香港ドル)は、子どもの頃、嫌いだったカリフラワーと芽キャベツを使って、美味しい料理を作ってみようとアイデアをふるった一品。シェフが育ったカナダ名産のメープルシロップとベーコンにチリという自家製ジャムで和えられているそうです。
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麻雀牌で作られたカウンターのオープンキッチンが街の風景の一部になっている。

「オープン当初は、伝統的なチャイニーズを想像して訪れたお客さんたちが戸惑うこともありましたが、ひねりを効かせた口利福の料理の美味しさを気に入って、毎週訪れてくれるリピーターがとても増えました」とニッコリするジュエットさん。毎晩満席が続いているそう。

 

クールなインテリアに、フレンドリーなスタッフ、活気あふれる雰囲気の口利福で、変化球も直球も自在に操るジュエットさんの料理を楽しく味わってみませんか?

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チャイニーズテイストのオリジナルカクテルも豊富。左が台湾のバブルミルクティー風Teaは、焼酎、緑茶、蜂蜜のカクテル。88香港ドル。

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食後の口直しに最適なマンダリンオレンジとマスカポーネのシャーベット。金柑のメープルシロップ漬けやサブレビスケットなども入って、シンプルに見えてさまざまな風味と食感が楽しめる。88香港ドル。

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最後の締めはチャイナタウン風のフォーチューンクッキーで!

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