
2階建てトラムに乗車できるのは、他にイギリスのブラックプールのみ。世界的に貴重な乗り物です
香港島北側を東西に走る2階建てトラム。1904年の開通以来、発展し変わりゆく香港の街並みに寄り添うように走り続けて100余年。現在も1日のべ23万人が利用し、香港の人々の生活を支えています。
香港の人々は「歩くよりは速いから」と、数駅乗ったらすぐ降りる、という使い方をしています。乗客の入れ替わりが激しく、いつ乗っても混んでいるのはHK$2.3(約23円)という運賃の安さからでしょう。レトロな趣のトラムと、エリアによって様々な表情を見せる車窓の眺めは、観光客にも大人気。特に2階の最前部は、街の景観を匂いや音とともに楽しめる特等席です。スロースピードで走るトラムゆえ、行き交う人や車が警笛に動じることなくスレスレを通過する、そんな香港の日常的な光景に驚かされることも。
2階最前部の車窓からの眺め
車体の全面にプリントされた広告も面白い
2011年6月より、トラムの運賃が13年ぶりに値上げされ、HK$2からHK$2.3(子ども運賃はHK$1からHK$1.2)に
トラムの路線は、堅尼地城(ケネディタウン)から、上環(ションワン)や灣仔(ワンチャイ)、銅鑼灣(コーズウェイベイ)といった繁華街を通り、筲箕湾(サウケイワン)までを約40分かけて走る本線を中心に、6つの路線があります。
停留所は、香港島の街角や道路の真ん中に約120か所あり、「TRAM STOP」という簡単な標識が目印になります。後部から乗車し、前から下車しますが、案内放送もなく下車を知らせるベルもないので、降りたい停留所が近づいて来たら、運転席の近くへ移動しておくことがポイント。もし乗り過ごしても、停留所の間隔が平均250mと短いため歩いて戻れるのでトラム初心者でも安心です。
オフィス街や繁華街の大通りから庶民的な市場まで、移りゆく車窓の眺めを楽しむもよし、ぶらりと途中下車をしてグルメやショッピングを楽しむもよし。良心的な金額で気軽に利用でき、香港らしさを存分感じられるトラムは観光客にとって強い味方。ぜひ活用して2階建てトラムならではの旅情をお楽しみください。
【フライトアテンダントおすすめ動画はこちら】
レトロなトラムに揺られ、のんびり香港観光しましょ♪